裕福と貧困とアイデンティティとプライドと・・・②

【タフな歴史と底抜けに明るいフィリピン人】
世の中は2種類の人間に分けられる・・・
強い人間と、弱い人間だあぁぁ!!!
はい。
よく分からない事を言ってしましたが、強い人間の定義ってなんなんでしょう?
人を信じ続ける事が出来る人?
いい意味で楽観的で嫌な事を後追いしない人?
感情の振れ幅が狭く、目標達成に執着できる人?
いつも人に優しい人?
いつも素直で正直で自分に自信を持っている人かしら・・。
私の周りの尊敬している日本人の経営者の先輩方や、日本人の大好きなお友達をイメージすると、上記みたいな事を連想します。
しかし、ここフィリピンで2年半住み、本物の貧困と裕福を肌感で感じ思う事は・・・
【強さはきっと、明るさ】という事。
ドアや窓がないスラム街。
日本人から見れば厳しい環境でも、どんなに貧しくても、ジョークを言い合い、今日一日を明るく生き抜く。
もちろん貧困層の全員がそうではありませんが、多くの貧困層のフィリピン人は今日も笑顔で生き抜い
ています。
一方、貧困層の人間は働かない人も多く、昼から酒を飲んだり、カラオケをしたり、だから貧しさから抜け出せないんだ!と指摘をする、富裕層のフィリピン人も少なくありません。
しかし、今回注目したいことは【明るさ】について。
裕福も貧困もフィリピン人はとにかく明るい!
すぐ踊るし、すぐ歌うし、すぐジョークを言うし!!笑
私には、裕福も貧困もみんな明るい印象です。
その裏づけにフィリピンには自殺が殆どありません。
自殺があれば、全国ニュースになります。
世界・人口10万人あたりの自殺者数を考えてみると、全172各国中フィリピンは151位で、
世界的に見ても、かなり自殺者が少ない国です。
それはなぜか・・・
お金じゃない。環境じゃない。
つまりは、明るくいる事なのでは・・・?と私はフィリピンに思わされました。
更に、フィリピンにはタフな歴史背景があります。
333年スペインに植民地化され、48年間アメリカに植民地化されます。
第二次世界大戦に関連して、3年間日本にも統治されます。
第二次世界大戦後期では、1944年~45年の【フィリピンの戦い】日本とアメリカの闘いの中でで多くの多くのフィリピン人が亡くなりました。
※フィリピンで戦死した日本兵の数は他の場所と比べて最も多く、51万8000人に及びます。
しかし、フィリピン人の死亡者数はその倍の100万人以上だったという事実があります。
そんな時代背景でも、フィリピンは親日国と言われているんです。
常に支配国が変わる中、常に苦しみと隣り合わせの歴史背景の中、フィリピン人は生き抜いてきたんです。
それも、明るく!
この明るさがフィリピン人の強さだから、この時代背景をサバイブできたのではないでしょうか?
私は、そんなフィリピン人の歴史背景、国民性を尊敬しています。
LSJP Inc.
COO
関根侑希

投稿者:GLOBAL SOURCING